望まない妊娠をしてしまった場合、出産したとしても子供を育てることができない場合は、中絶という選択肢を選ばざるを得ないこともあるでしょう。
しかし、堕胎するとなると、女性の心と身体に大きな傷を残してしまうことを、忘れてはいけません。
お腹の中の胎児を堕胎してしまえば、それでお終いで、何事もなかった以前のような生活に戻れると考えてしまう若い女性も、多いかも知れません。
まず、堕胎できる期限というのも、もちろん決まっています。
それは妊娠22週未満となっていますが、実際には12週以降の人工妊娠中絶の場合は、強制的に陣痛を起こして赤ちゃんを死産するという方法になりますから、出産と変わらないわけです。
死産届けも役所に出す必要がありますし、早産ですから、母体にはかなりの負担がかかるのです。
また、12週以前の堕胎だからと言って、リスクがないわけではありません。
この場合の中絶手術は、掻爬手術と言って、子宮内容物を器具で除去する手術ですから、子宮を傷つける危険性や、子宮内膜を剥がし過ぎて出血したり、内容物を除去しきれなくて再手術になることもあります。
中絶で次の妊娠ができなくなるということはあまりないのですが、手術には副作用があって、それによって不妊になる人がいないわけではありません。
中絶手術を繰り返すと、子宮内が癒着して不妊になることがあるからです。
また、女性ホルモンのバランスが崩れることで、妊娠しにくくなることもあります。
逆に、掻爬手術の後は、子宮内が綺麗に掃除された状態になるので、妊娠しやすい状態になりますから、しっかりと避妊しなければ、また同じ過ちを犯すことになりかねないので、注意が必要です。心と身体に負担の大きな手術になりますから、必ず避妊するようにして、もしもの場合も緊急避妊薬で対処したり、妊娠しないように細心の注意を払いましょう。
中絶する前に知っておきたいこと

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